Trados操作シリーズ

【Trados操作】バイリンガルExcelファイルを翻訳メモリに追加する方法

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前回の「Trados操作シリーズ」で、Excelで、原文と訳文を2列に分ける加工をしました。

原文と訳文のペアのものを「バイリンガル」と定義されて、Excelで作ったバイリンガルのファイルを「バイリンガルExcel」ファイルと呼ぶようです。

なので、原文と訳文を2列に分けて加工したファイルを「バイリンガルExcel」ファイルと呼ぶことにします。

今回は、「バイリンガルExcel」ファイルを翻訳メモリに追加する方法をお伝えします。

「バイリンガルExcel」ファイル を翻訳メモリに追加するためには少し設定が必要ですが、分かってしまえば難しい作業ではないので安心してください。

バイリンガルExcelファイルを翻訳メモリに追加する方法

作業に入る前に・・・

実際の作業に入る前に、以下のファイルや、フォルダ翻訳メモリ名前、場所をメモに控えておいてください

  1. バイリンガルExcelファイル
  2. バイリンガルExcelファイルが保存されているフォルダの場所と名前
  3. 既に作成された翻訳メモリにファイルのデータを追加したい場合は、翻訳メモリの名前とその翻訳メモリが保存されているフォルダの場所と名前。
  4. 新しく翻訳メモリを作成してその、新しい翻訳メモリにファイルのデータを追加したい場合は、翻訳メモリを入れるフォルダの場所と名前。
この記事でのファイル、フォルダ、翻訳メモリ、フォルダの名前

今回の記事で説明するために、以下のフォルダとファイル、翻訳メモリを作成しました。

  1. バイリンガルExcelファイル ⇒ 「翻訳メモリへ追加テストファイル.xlsx」
  2. バイリンガルExcelファイルの保存先フォルダ ⇒  「ファイル保存先A」
  3. 既に作成された翻訳メモリと保存先フォルダ  ⇒ 翻訳メモリ:「翻訳メモリA」 フォルダ:「翻訳メモリ保存先A」
  4. 新規の翻訳メモリの保存先フォルダ ⇒ 「翻訳メモリ保存先A」

フォルダ構成はこんな感じです。

作業手順

①ファイルの種類の選択

先ほど、少し触れましたが、バイリンガルExcelファイルをTradosに認識させるために「ファイルの種類の選択」が必要になります。

Tradosを立上げて、左上の「ファイル」タブをクリック > 「オプション」をクリック > 「ファイルの種類」を開きます。

表示されたファイルの種類に、エクセルファイル(xlsx)の種類が表示されています。

この中で「バイリンガルExcel」が、他の種類のエクセルよりも一番上にくるように、左下の「上へ移動」ボタンをクリックして移動させます。

または、「バイリンガルExcel」以外のExcelのレ点を外します。)

要は、バイリンガルExcelファイルを優先的に選択させるか、バイリンガルExcel以外のExcelファイルを選択しないような設定です。

「OK」をクリックしてオプション画面を閉じます。

②ようこそレビューで作成したバイリンガルExcelファイル:「翻訳メモリへ追加テストファイル.xlsx」を読み込む

Tradosのホーム画面に戻って、左下の「ようこそ」をクリックしてようこそレビューを開き、「選択対象ファイルをドラッグするか、コンピュータの[参照]を実行します。」をクリック > バイリンガルExcelファイルが入っているフォルダを開いて、バイリンガルExcelファイルを選択 > 左下「開く」をクリック。

次に表示される画面で、「1つの文書として翻訳」を選択。

次に表示される「翻訳メモリと文書の設定」画面で、原文:English、訳文:Japaneseを選択します。

③翻訳メモリを設定する:既に作成されている「翻訳メモリA」を設定する場合。

「使用」>「ファイル共有タイプの翻訳メモリ」 > 翻訳メモリ保存Aフォルダの中の「翻訳メモリA」を選択します。

③´翻訳メモリ:新規の翻訳メモリ「翻訳メモリB」を作成する場合

「翻訳メモリの作成」 > 名前をと入力(翻訳メモリB)、保存したいフォルダ(翻訳メモリ保存先A)を選択 > 「次へ」>

「次へ」 > 「完了」 で、「翻訳メモリB」が作成できます。

④バイリンガルExcelファイルのデータを追加するメモリを選択

下方に表示される、翻訳メモリ(複数ある場合)の中から、原文・訳文ペアファイルの対訳を入力したい翻訳メモリA(③´で新規で翻訳メモリを作った場合は翻訳メモリB)の「更新」にレ点を入れます。

「OK」をクリックすると、ペアファイルが読み込まれ、エディタ画面で、原文、訳文が表示されます。

⑤翻訳メモリに一括で原文・訳文ペアを追加する

エディタ画面の「ホーム」タブ内「一括タスク」を選択 > 「メインの翻訳メモリの更新」 >

表示される「一括処理」画面の左下「次へ」 >

次に表示された画面で、「未翻訳」を選択 > 「完了」

「メインの翻訳メモリの更新 完了」 と表示されるので、画面左下「閉じる」をクリックします。

これで、原文・訳文のペアファイルが翻訳メモリに登録されました。

試しに、翻訳メモリに反映されているか試してみます。

5行目の文の「backward」をコピーして、①訳語検索タブをクリック、②原文の検索の右側の小窓に「backward」をコピーして「原文の検索」をクリック。

検索結果に、原文と訳文が表示されました。

以上です。

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