学習記

レバレッジ特許翻訳講座を受講開始したばかりの受講生に告ぐ~不安をコントロールするコツ~

先日、レバレッジ特許翻訳講座を受講して、丸2年経ちました。

現状、主に翻訳会社の1社から特許翻訳案件を頂いてます。

講座の受講を開始してから2年までの、学習、トライアル、頂いた案件に費やした時間は約5000時間でした。

 

この節目にこの2年を振り返りました。

受講開始当初は、不安と焦りとの闘いだったな~と思い返しました。

先が見えないと、不安になりますよね?

目に見えた結果が出ないと、このままで良いのか?この方法で大丈夫か?と妙に疑ってしまう自分がでてきたり、

ましてや、講座のコンテンツが膨大で、それに圧倒されてしまって、自分は結果を出すまでやり切れるのかと、気が遠くになったりしたものです。

 

そんな不安は無用、とにかくやれることをやる!

講座でも何回も管理人さに叱咤されながら、ここまで走ってきましたが、

トライアル合格⇒実際に特許翻訳案件を頂くようになって、

やっと、そーいえば、あの頃は、不安いっぱいだったな~と

思い返さなければ、ちょっと、忘れている状態でした。

 

だからといって、今、不安が1つもないかといったら、

まったくそういったことはなく、

毎回、納品時には重大なミスが実は含まれているのではないか?

次も発注していただけるだろうか?という不安があります。

 

ただ、講座受講開始~2年の間に、「不安」と付き合うコツが見えてきたので、本日はそのコツをわたくしの経験からの視点ではありますが、シェアさせていただきます。

不安の正体

先にも挙げましたが、不安になってしまう要素を改めて、まとめてみると、

  1. やることが多くて、いつ終わるのかと気が遠くなる、先が見えない不安
  2. 途中で投げ出してしまう自分に出会ってしまうのではないかという恐怖
  3. 本当にこれで結果が出るのかという猜疑心

まあ、どれも、先のことばかりに視点が向いてしまって、不安になるパターンですね。

先、ってことだけにフォーカスすれば、目標、計画の「先」のことは大事です。

これに対して、「できるかどうか?」といった「先」は、明日、家が火事になったらどうしよう。明日、地震がきたらどうしよう。とあるのか、ないのか分からないことに気が向いたもので、冷静に考えれば気にしなくていいことってのは、誰でも分かることです。

ただ、分かっていてもやっぱり不安になりますよね。。。

 

生物には、ホメオスタシス(恒常性)といって、常に身体内の内部環境を一定に保とうとする性質があるといった概念があります。

寒いと鳥肌がったたり、暑いと汗が出たり、身の危険を感じると鼓動が早くなったりと、

常に一定の状態に戻すような信号を身体が送ってくれるといったものでしょうか。

この概念は、心理学でも応用されていることがあるようで、

例えば、何かを始める時は、不安になったり、あれこれできない理由を考えてしまうのも、このホメオスタシスが働いていると考える方も多いようです。

この概念の真偽はとりあえず横においておいて、

仮に、この概念を採用して、「不安」からは逃げられない、身体が、マインドが、勝手に不安になる。と想定します。

「不安」からは逃れられない。とあきらめます。

そして、では、その「不安」とどう付き合うか?を後ほど考察します。

不安の原因を探さない

不安からは逃げられないとあきらめた時点で、まず大きく1つ、不安と付き合うことが可能になります。

だって、それまでは、「どうしよう、どうしよう、○○だったらどうしよう。。。」とグルグル同じところを回っていただけ。

ともすれば、「なんで、わたし、こんなに不安になっちゃうんだろう、何かおかしいのかしら?」

と不安になっていしまう原因を探し出したら、途方もない旅が始まり、

しかもその旅には、生産性がまったくないといったおまけつきです。

そこで、不安はあるもの、もうしょうがない!と認めてしまえば、

「じゃ、どーするの?」が出てきます。

そこにフォーカスをあてることで次のステップに進めます。

不安と付き合うコツ

さて、では不安とどう付き合うか、大きく4つのことを考察していきます。

  1. やるべきことを書き出して、やったら消込をかける
  2. 後から振り返れるように記録する
  3. 過去の成功体験を紙に書き出しておく~己を信じる
  4. 仲間を作る

1、やることを目に見えるところに張り出して、やったら消込をかける。

不安でなにも手をつけないで、ただただ、どうしようと思っていて何も始まりません。

まずはやることを洗い出して、リスト化し、消込をかけることで、小さな達成感が重なって、少しずつ自分の成長が見られるようになります。

ノートでもいいし、日記でもいい、ホワイドボードでも何にでもいいので、書き出して、消込をかける。

今日一日のこと

1カ月のこと

半年のこと

1年のこと

とにかく、やることを書き出して、優先順位をつける。

そして、実践する。

一日一日の達成感を自ら作るように意識する。

これは、すぐにはその効果が見られないこともありますが、積み上げれば、

その達成感が次の達成感を呼ぶようになり

体感的に、「あ、やればれきるんだ」という感覚が身につくようになります。

2、後から振り返れるように記録する

日記でも、ブログでも、知子の情報でもやったことを記録しておく。

思いついたことは、なんでも。

この、小さな積み重ねも、後から必ずパワフルツールになることが多く、

効果としては、

  • 記録を読み返して自分の成長を感じれる
  • 記録をもとに、次からはどうしようと、自ら能動的に作業を計画する時に、分析の材料になる。

成長を感じれれば、不安の代わりに自信が沸き上がります。

記録があることで冷静に分析して次の計画を立てるということは、

生産性のある「先」にフォーカスしていることになります。

3、過去の成功体験を紙に書き出しておく~己を信じる~

これまでに、何かやり遂げたこと、成功したことで、

一番自分の心に残ることを書き出して、目の前に貼っておく。

  • フルマラソン完走した
  • TOEIC●●●点とった
  • 富士山登った

なんでもいいです。

過去に完成させたこと、達成したことは、

何もしなかったら、絶対に手に入らなかったものばかりです。

フルマラソン走るにしても、トレーニングが必要でしょうし、

TOEICで高得点とるにしても、必ずそれなりの学習が必要です。

富士山に登るのだって、その1歩1歩を続けなければ、頂上にたどり着くことはできません。

どれもこれも、ある時点からある時点まで、「やり続けた」から手に入ったものです。

そして、そのどれもが多かれ少なかれ「不安」を感じることがあったのではないのでしょうか?

容量の大きさは違うにしても、そのプロセスはどれも同じ。

己を信じるツールとして、その成功体験を思い出し、今の自分と照らし合わせることで、

自分を鼓舞することができます。

4、仲間を作る

同じ目標に進んでいる仲間を作ること。

レバレッジ特許翻訳講座に関していえば、講座で推奨されているブログを通して、他の受講生の方と知り合うことができます。

あ、もちろん、連絡をとるようなアクションが必要になりますが。

どうしても、やる気がでない。

家族とのことで悩むことが発生する。

こんな時、一人きりな気持ちになりがちですよね?

ただ、特に、同時期に受講を開始した他の受講生であれば、

案外悩んでいることは同じことが多かったりします。

そんな時に、悩みは自分だけではなく、だいたいこの辺りを通過するには、

みんな同じようなことを考えるんだなと他の受講生の方のブログから、

メールのやりとりなどから客観的に自分を見ることができます。

コンタクトをとった受講生の方のブログであれば、おのずと興味も沸きますし、他の受講生の方のブログを見ることで、「あの人頑張っている、自分も負けてられない。」と、モチベーションを上げるきっかけにもなります。

このとき、一つ気を付けたいことがあって、

だからといって、「人と比べないこと」です。

矛盾しているようですが、学習に使える時間や、家族の構成、働いているかどうかなどによって、環境は人それぞれ。

比べることなく、常に、自己ベストを念頭に置きたいものです。

このバランスは難しいところですが、

家族に嫌な顔されながら、子供の相手もロクにできずに後ろめたさがあったり、

その中で何千時間と時間を捻出して戦っていく仲間ですから、

結果がお互いに出始める頃には、

お互いにどの分野に強いかが理解でき、

それぞれの持ち味を尊重しあえる仲になれます。

仲間の力も借りることも不安を和らげる1つの要素になります。

冷静に理論的にやる気を出すために有効だったオススメ本

不安と付き合うコツを念頭に、具体的な行動をとるために参考になり、

それまでの考えを大きく変えることになった2冊の本を紹介したいと思います。

一つは「プレイフルシンキング」

 

この本で、負けパターンともいえる、自分の考え方の癖「~だったらどうしよう」を見つけることができ、さらに「じゃ、どうするの?」と次に視点を移す考え方を学ぶことができました。

パワフルワードは「How Can I Do It?」

そ、まんま、「どうやったら、わたしはこれをできるだろう?」です。

「どうやったら」ってすごく単純な言葉ですが、

「どうしよう」よりも、はるかに可能性が見える言葉ですね。

自分の思考の癖を見つけて、具体的にどう自分のモチベを高めていくか、

この本にはその具体的な方法が記載されます。

 

もう1冊は、

この本では、自分が行うべき作業について、どのように進めて、さらに自身をどう向上させるかの具体的手法が書かれています。

この本でのパワフルワードは、

「学びを得るには「振り返り」しかない」

どのように振り返るかについて、細かく説明されており、

わたしは、この本から学んだ振り返り方で、何かの作業後、毎回、振り返りを行っています。

例えば、トライアルを受けて不合格。

いままでに、何回もありました。

見直しもしますが、この本で学んだ振り返り方法で、良かった点、悪かった点、

次からどうするかを、専用のノートに書き出してまとめています。

毎回、気づきもありますし、次にどうしていこうと、建設的な考え方ができるので、

この作業をすると、「不安」と無縁の状態にいることが多いです。

是非、この本を手にとって、現在行ってる作業の振り返りをしてみていください。

おのずと、前を向いている自分に気づくはずです。

まとめ

何かの目標に向かって行動する時には、「不安」がつきもの。

「不安」はあるものとして、あきらめて、

では、どう付き合っていったら良いかをまとめてみました。

特に、講座を受講されたばかりの方で、「不安」です。という方。

気持ち分かります。わたしも、ずーっと不安の中で学習を続けていました。

ただ、その不安とも上手に付き合うことで、プラスに働かせることが可能です。

決して楽な道ではありません。ですが、得られるものはその分非常に大きいです。

自分を信じて、目標に向かって突き進んでいってください。

この記事を読まれた方が、少しでも不安と付き合いながら前を向くきっかけになったら嬉しいです。

klimkin / Pixabay

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