翻訳の学習開始当初から、買いたいものリストに入っていた翻訳ソフト「PAT-Transer」を先日、ついに購入しました。
PAT-Transer はクロスランゲージ社で開発された翻訳ソフトで、特許文書に特化した翻訳ソフトです。
その他にも、ビジネス&科学技術分野向け、医学・薬学分野向け、英文契約書専用などなど、様々な分野向けの翻訳ソフトが販売されています。
現在、翻訳ソフトはSDL社のTrados Studioを使用していますが、現在、特許翻訳のお仕事をお受けしてるので、さらなる翻訳スピード、訳質の向上にPAT-Transer v13の導入をきめました。
ただし、翻訳ソフトは、そこそこお値段もするものが多く、PAT-Transerも例外ではなく、購入の際には少しためらいを感じる金額でした。
このため、どんなものだろうか、どのようにインストールするのだろうかと、購入前にいろいろと心配になる方も多いのではないのでしょうか?
そのような、PAT-Transerの購入を検討してるけど、実際、どんなものなんだろう?という方のために、その概要について、わたくしの経験をシェアさせていただきます。
PAT-Transerの種類
PAT-Transerには、DVD版と、ダウンロード版があります。
DVD版:http://shop.crosslanguage.co.jp/category/1004/11714_01.html
ダウンロード版:http://shop.crosslanguage.co.jp/category/1004/11721_02.html
ダウンロード版のほうが、DVD版より3000円ほどお得です。
ダインロードバージョンにするかDVDバージョンにするかは、好みによるかと思われますが、わたしはDVD版購入しました。
PAT-Transerの中身(DVD版)
PAT-TranserのDVD版は、↓↓↓の写真の箱の商品が送られてきます。
- DVD
- インストール手順が記載されている導入ガイド
- シリアルナンバーが記載された用紙
の3点が箱の中に入っています。
インストール
インストール手順は至って簡単で、DVDを読み込むためのプレイヤーにDVDを挿入し、あとは導入ガイドのインストラクションに従ってインストール操作をするだけ。
途中で、シリアルナンバーが必要になっているので、箱に入っている、シリアルナンバーの用紙を手元に置いておくとよいでしょう。
PAT-Transerの構成
インストールが完了すると、ディスクトップに「PAT-Transer v13 翻訳エディタ」と「PAT-Transer v13 翻訳パレット」の2つのショートカットが自動的に作られているので、「PAT-Transer v13 翻訳エディタ」をクリックすることで、PAT-Transerが起動します。
PAT-Transerの構成としては、
このエディタで、原文を読み込ませて、訳文を翻訳する形になります。
また、付随するものは以下の2点。
- 翻訳メモリ
- 翻訳辞書
翻訳メモリは、原文と訳文をセットにして、記録していくメモリ。
翻訳辞書は、もともとPAT-Transerにデフォルトで入っている辞書、例えば、コンピューター専門語辞書、自動車工学専門語辞書、医療医学専門辞書などの他に、自分で用語を登録できるユーザー辞書があります。
翻訳辞書に関しては、Tradosでいうと、用語ベースにあたるものです。
Pat Transer導入1カ月の時点の感想
操作感
Tradosと比べると、動作が早い感じがします。
Tradosは、まれに機嫌が悪いと、動作が遅いことがありますが、PAT-Transerはサクサク動く感じがします。
また、文書の結合や、統合は、Wordなどの文章を編集するような方式でできるので、感覚的に操作できます。
翻訳の精度は?
原文の要素をとにかく訳してくれるので要素(単語)の漏れはないです。
ただ長文になると、係りが読み切れないようなので、文章を切ったり、PAT-Transerが読込みやすいように編集する必要があります。
とりあえず、使用を開始して1カ月でいろいろ様子を見ている段階なので、
また、翻訳の精度や気づいたことは、後日、シェアさせていただきます。
まとめ
ということで、PAT-Transerを導入したので、その概要をまとめました。
- DVD版の場合、商品は箱に入ってくる
- 中身は、DVD、導入ガイド、シリアルナンバーが記載された用紙
- インストールはインストラクションに従って行えば簡単
PAT-Transerってどんなものなのかなー、どんな形式の商品なのかなー?など、
購入前に検討されている方の参考になれば幸いです